防犯カメラの正しい選び方
最近は防犯カメラといっても、
ネットタイプで気軽に購入ができる
「家庭用防犯カメラ」と
高性能で法人向けに販売・設置されている
「業務用防犯カメラ」の
2つに分類
することができます。
しかも、高価な買い物ですから、
買った後に
(こんなはずじゃなかった…)と後悔しないためにも、
十分に比較検討をしたい方も
多いのではないでしょうか。
そこで今回はそんな防犯カメラの正しい選び方について
それぞれのメリットデメリットについて
現役防犯設備士が長年の経験をもとに、解説をさせて頂きます。
- 業務用防犯カメラの選び方について
1.種類について
・アナログカメラ
長年、使われてきた防犯カメラのアナログタイプ。昔のブラウン管テレビのように、
図体は大きく、映像の遅延はないものの、もちろんカラー映像ですが、解像度は40万画素くらいと
顔の認識も難しいレベル。どのメーカーもほとんど生産をしていないため、入手も困難。
とりあえずクオリティは置いて防犯カメラを設置したい、という方には最適なカメラです。
・AHDカメラ
今までのアナログカメラの配線(同軸ケーブル)を生かして、ハイビジョンの映像を実現。
コンパクトな見た目とは裏腹に、映像は200~500万画素で
人の顔、車両ナンバープレートまで認識できるため
アナログからAHDカメラにリニューアルしたお客さんからは
「こんなにキレイなんだ!」と驚かれます。
最大解像度は500万画素程度だが、ほとんど
ネットワークカメラ(IPカメラ)と遜色ない満足度。
・HD-SDI/EX-SDI
アナログカメラと同じ同軸ケーブルを使用、
最大の伝送距離は100mでそれ以上になると
ノイズが発生します。
あまりお勧めはしていません。
・IPネットワークカメラ
LANケーブルを使用し、4K映像に近いクリアな映像(最大900万画素)を実現。
カメラ台数が数十台以上の大型施設には、配線も同軸ケーブルに比べると少なく済み、最適なカメラです。
近年の「AI顔認証カメラ」として、顔認証の技術にも活用をされている。
信号処理の関係で、まれにですが多少カクカクとした動きになることも。
また、AHDカメラやその他のカメラと比較すると
高価で機材や部品、維持費にコストがかかるため
その点も十分に気をつけてから設置されることをお勧めしています。
・無線式カメラ/ワイヤレスカメラ
無線のトランシーバーのようにワイヤレスで映像信号を送る、
家庭用防犯カメラ。安価に手に入る。
ノイズの影響を受けやすく、あまりおすすめしません。
・webカメラ
リモート会議などに使わている、パソコンにUSB接続でつなぐカメラ。
防犯というより、会議用に使用される。
2.形状について
形状については、ドームタイプ、ガンタイプ、小型カメラなど様々。
ドームタイプは屋内、
ガンタイプは屋外で、いかにも防犯カメラという形状で
威嚇効果もあります。
・ドームタイプ
・ガンタイプ/バレット
・小型/特殊型
3.機能について
夜でも赤外線が照射して白黒の映像が見れる機能、
上下左右に動かせ、ズーム機能のある、PTZタイプなどが主な機能です。
・PTZ
・赤外線暗視機能
- 設置方法について
・同軸ケーブル(やや安価)
・LANケーブル(高価)
・ワイヤレス
この3つが主な配線方法です。
信号処理、費用面の総合的なバランスでいうと
同軸ケーブルを当社ではおすすめしています
- まとめ
いかがでしょうか。
防犯カメラを選ぶ際の基準として、
ご参考になれば幸いです。
もしお悩みの際は、当社までお気軽にご相談ください。
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