リスクマネジメントの重要性~責任を持つ~
今年に入ってから、
連日の報道にもある通り、コロナウイルスによる
影響が、世界的に非常に大きくなっています。
感染症という
一つのリスクに対して、
マスク、、アルコール消毒をする、
人との距離を保つなど、
様々な対応をするように、
中小零細企業の経営においても、
改めて(危機管理)リスクマネジメント
の重要性について、
見直す動きが出ています。
そこで
ゴールデンウィークのような
長期の休業期間を使い、
企業で想定されうる
リスクの洗い出しをし、
役職に関係なく、一人一人が
徹底して、対応策を講じる
必要性があるかと思います。
ここでは、
企業を取り巻くリスクを
大きく6つに分け、
考察を図り、読者の方々の
今後の課題解決の一助になれば幸いです。
【企業におけるリスク例】
- 賠償責任(個人情報の漏洩など)
- 休業(感染症、火災、水害、食中毒)
- 財産(窃盗、設備、建物の損害)
- 業務災害(ケガ、病気、精神疾患、監督責任)
- 経営(ハラスメント、不当解雇、モラルハザード)
- 自動車(事故による損害)
2014年、ベネッセコーポレーション
の委託先から個人情報2895万件が情報流出、
名簿会社に売却されいたという事件が起きました。
その後、代表、役員が退任、
補償260億円の大規模な損害を生みました。
委託先が、情報管理業務を
別の業者に委託、そこの従業員のスマートフォンによって
全名簿データを移行し、外部へ売却するという
不正行為によって、この事件が発生しました。
では、どのようにすれば
このような事態を未然に防げたのでしょうか?
一般的に、リスク対策は
①技術的対策
②人的対策
③物理的対策
の3つに分類されます。
今回の事例でいうと、
そもそも顧客情報の管理を
外注せず、内部だけで開発、管理できなかったのか、
JISQ15001(個人情報保護)を認定された業者
だけに委託し、従業員にも徹底した教育をするなど、
様々な手段を講じる必要性があったのではないでしょうか。
このように、
一つのリスクに対しても、
様々な角度から、万全の対応を
考え、行動を起こすことが大切です。
今回のコロナ騒動は
もう一度、一人一人が
未曾有の危機を、改革のチャンスに変える機会
と考え、行動していくことが
大切だと思います。
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